所沢ビエンナーレ「引込線」2011

所沢ビエンナーレのホームページの方に、カタログ掲載論文のタイトルが公開されています。
http://tokorozawa-biennial.com/writer.html

井上は「美術と自然−なぜ日本の美術は原始回帰するのか−」という文章を書いています。「美術と自然」を問題にしているのは、もちろん震災のことが念頭にあってのことなのですが、震災のことは一切書いていません。被災地で何を見て、何を感じたか、ということは、何れ言葉にしなければならないことではあるのですが、そういったものを突き放さないと、「美術と自然」の問題については、何も書けないと思ったので、精神的にかなり苦労しましたが、あえて震災についてのことは触れませんでした。原稿用紙で12〜13枚程度の短い文章ですが、興味を持たれた方に読んで頂ければ幸いです。