2014-01-01から1年間の記事一覧

震災とリアリズム

震災とリアリズム東日本大震災以降、震災と美術の関係を考える時に、関東大震災と美術の関係が参照されることが多くなりました。しかし、東日本大震災と関東大震災を比較した時に気が付くのは類似点ではなく、相違点です。もちろん、ともに大きな犠牲と破壊…

「バルティス」展/東京都美術館

「少女愛」や「古典」との関係性が強調されて語られることが多い作家だが、種村季弘が『魔術的リアリズム』(PARUKO出版)の中で、マネキンを描いたデ・キリコの絵画の延長線上に、バルティスの硬直した人物たちを見ていたことを思い出せば、バルティスの絵…

書籍「組立‐転回」に拙文が掲載されています。 「震災という未曽有の出来事を経験しても「自然とは何か」という問いが日本の現代美術から発せられないのは何故か」という、無駄に長いタイトルの文章ですが、ご興味のある方は、是非、お読み下さい。 購入方法…