2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ゴッホのパリ時代(1886〜88年)を焦点とした展覧会であるので、晩年の狂気じみた作品は出品されていないが、アムステルダムのファン・ゴッホ美術館が所蔵するパリ時代の作品郡は十分に見る価値があったと思う。気になったのは石膏像(トルソ)を描いた油彩…
ロマン主義は「いま」と「ここ」の否定から現実性の再確認を目論んだが、日本の現代美術は「いま」「ここ」を肯定しながら、現実を遠ざけ、ありもし得ないユートピアを夢想する。日本の現代美術が夢想するユートピアは観念としての「自然」であるので、実体…