2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「絵画を絵画として見る」ことの難しさ

宮城県立美術館で開催されていた展覧会は、おそらくピカソの作品がもっとも多く出品されていたことと、ピカソという名前の知名度(集客力)から「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」という展覧会名であったと思うのだけれど、ピカソの絵画において重要なのは、…

「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」展/宮城県立美術館

会場入口の部屋に、ドランとヴラマンクとマティスの作品が、それぞれ順に並んで展示されていたのだけれど、それが深い緑、沈んだ青、鮮やかな赤、という感じの流れで纏まっていて、とても見やすい展示順になっていた。あとでよくよく考えてみたら、「野獣派…