2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『明治の彫塑 ラグーサと萩原碌山』展/東京芸術大学大学美術館

萩原碌山の『坑夫』と『労働者』には驚きがある。これらの作品にみられる大胆な決断、つまり「断片化」された人体というのは、人体をプロポーションするという思想がなければ下せない判断である。そこには多くの日本人が直面した西欧との肉体的な差異という…