仙台から

先ほどネットが繋がりましたので記事を書きます。
仙台市の中心部(青葉区)だけの話をすると、私が見た限りでは大きな混乱は見られません。このような状態であっても多くの人が平常を保って、日常の生活を取り戻そうと努めています。ただ水と食料の確保が難しくなっているので、多くの人が食に対する不安を抱えています。スーパーやコンビニ等で売られている商品は、全てが売り切れ品切れ状態となっており、何もない状態です。水と電気が復旧すれば、お米など普段備蓄しているものを食することが可能となりますが、そうでないとレトルト食品やカップ麺のような、ガスの火を使わなくても簡単に調理出来るものさえ口に出来ません。

幸い私の住んでいる地域は、昨日の夜に水道と電気が復旧したので、しばらくは食い繋いでいくことが可能となりましたが、電気どころか水道も復旧しておらず、近くに家族や親戚縁者といった頼れる身内がいないような人にとっては、厳しいと状況となっています。行政の支援は少しずつ機能しはじめていますが、もっとも支援を必要としている立場にいる人たちに必要な支援と情報が届いていないのが実情です。見知らぬもの同士が声を掛け合い、情報を共有し合っていますが、普段日本の社会では必要とされないコミュニケーションが、人々を繋ぎ助け合わせているのは、何れは状況が改善されるだろうという希望と、全く情報がない状況に置かれていても、みんなが自分たちよりも、もっと困難な立場に置かれている人たちがいることを知っているからです。