シラクーサ 12月29日(水)

晴れ。寝坊したためシラクーサ行きの電車に乗り遅れる。完全に電車の時間を失念していた。仕方がないのでチェック・アウトしたあと、街の中をぶらぶらウィンドウ・ショッピングして、次の電車の時間まで時間を潰すことにする。電車の本数が少ないので、ホテルのフロントに教えてもらったレストランで昼食。ぎりぎりまで時間を潰して駅に向かう。ホームで電車を待っていると、同じホームで電車を待っていたおじさんが、シラクーサ行きの電車は出ないことと、代わりにバスが出るということを教えてくれた。どうしてシラクーサ行きの電車を待っていることが分かったのかが不思議であったが、言われた通り駅前で待っていると鉄道会社のバスがやって来たので、バスでシラクーサに向かうことにする。

バスは鉄道の代行なので高速には乗らず、モディカやシクリの駅によりながら、乗客を乗り降りさせていくのだけれど、ポッツァーロの駅で強制的に降ろされる。どうやらバスでシラクーサまで行くのでなはなかったようだ。バスの役目はシラクーサ行きの電車が出るポッツァーロの駅まで乗客を送り届けることで、ここから先は電車でシラクーサに行けということであった。

ポッツァーロの駅からノートを経由してシラクーサの駅に着くと、駅前からオルティジア島へ行く無料バスが出ていたので、そのバスでオルティジア島に向かう。ポスタ広場から歩いてホテルへ移動。チェック・イン後、夜のオルティジア島内を散策。土産屋を冷やかしながらドゥオーモ広場に向かう。ライトアップされた広場を横切ってサンタ・ルチア教会に向かうと、入口に屈強なガードマンが立っているので何かなと思ったら、祭壇にカラヴァッジョの『聖ルチアの埋葬』が展示されていた。