建築家の伊東豊雄が、被災地に精神的な安らぎを感じられる空間、「みんの家」を提供する提案を発表していたのだけれど、先日発表された建築予定地(仮設住宅地)には、既に伊藤が計画している「みんなの家」よりも広い多目的施設(プレハブ施設)が建設されていることから、宮城県内の主要なメディアでは「気持ちはありがたいが」「無駄になるのでは」と、計画に対して否定的な報道されていた。建築に対する考えの違いによるものなのだろうけれど、非人間的な生活を余儀なくされる仮設住宅(プレハブ住宅)に、少しでも「人間的な」空間を提供しよとする伊藤に対して、既に多目的施設(プレハブ施設)はあるというのは、少し寂しすぎる意見。被災地支援の難しさか。
http://www.pref.kumamoto.jp/site/artpolis/minna-no-ie.html